書評② 転職と副業のかけ算

こんにちは、ボー助です。

今回は二回目の書評をしていきたいと思います。
読んだ本は「転職と副業のかけ算」という著者motoさんの本です。※ネタバレ注意
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【概要】
著者の4度の転職の経験と、副業をかけ合わせて生涯年収を上げていった話。
一社目の職が年収240万円で始まり現在年収5000万円まで上げられています。どのような転職をしてきたのか、どのような副業をして今に至るのかを事細かに書かれています。

【参考になった点】
・「軸ずらし転職」という言葉をこの本で初めて知りました。「業界」か「職種」のどちらかの軸を「年収の高い業界」または「年収の高い職種」にずらすのが年収を上げる転職のコツであると言われています。motoさんは小売業界→人材業界→IT業界→広告業界へと年収の高い業界に軸を移しつつ、営業という職種はそのままで役職も上げて年収を上げていったみたいです。
・戦略的職務経歴書の書き方(大事な視点)・・・①「転職で求められる能力と現場で培った能力の共通点」かまたは「活かせそうな類似点」を見つける。
②社内評価ではなく個人でできる事を書く。
③自分の「役割」を明確かつ「定量的」に伝える。
④面接での突っ込みどころを用意しておく。
上記の中でも②の個人でできる事を書くというところにハッとさせられました。例えば「新卒で大手企業に入社し、売上目標を前年比120%で達成。四半期の会社会議でMVPを獲得し、入社初年度には社長賞を受賞しました。」という実績は一見凄そうには見えるけど、面接する側は結果ではなくその人「個人で何ができるのか」を知りたいのだそう。伝えるべきは凄さではなく、「どうやって目標達成率を120%にしたのか」という部分とのこと。確かに個人として出した成果に企業は興味があるのかもしれませんね。
・副業の勧めは「コンテンツ配信」・・・「本業で自分が苦労して得た知見」を発信するのがいいとのこと。ブログやTwitterとかですね。あと、noteもコンテンツの配信にはいいみたいです。
副業の収入で4000万円あるmotoさんですが、サラリーマンを辞めるつもりはないそうです。サラリーマンで得る知識を副業で活かしていたり、副業で得る知識を本業で活かしていたりとバランスよくされているみたいです。どちらかに偏らないので、どちらかで失敗したとしても安心できるような状態ですよね。これこそ縛られない生き方の一つなのかなと思いました。

【反論したい点】
反論したい点は特にありません。凄く努力されている方なのだなと一冊読んだだけでかなり伝わってきます。真似するのは難しいですが、まずは本業で自分にできる事は何かを考え実行していきたいと思います。

【ボー助評価】
★★★★★

書かれていることが具体的でとても参考になりました。自分の世界感が少し変わった気がします。

では、またのご愛読をお願いします。