書評③ 人生は運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている

こんにちは、ボー助です。
今回は第三回目の書評を行いたいと思います。
本のタイトルは【人生は運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている】という、ふろむださんの本です。※ネタバレ注意
f:id:boske:20200115222624j:plain
【概要】
本の帯に大きく書いてある「錯覚資産」というものについて熱く語られている本です。

【参考になった点】
・錯覚資産=自分の特になるような、他人の勘違いのこと。これは生涯賃金に換算して、何千万円、何億円ものお金を生むことができるもの。人は自分が錯覚しているという自覚を持つことができない為、騙されているという感覚がない。
・錯覚資産を知ることで、それを使ってだましてくる人に対応することができる。
・実力(スキル)を伸ばすことだけで評価されるのは難しい。
・一つが優れていると全てが優れているように錯覚することがある。例えば、地位が高い人は全体的に優れているとか。音楽や漫画など一度ヒットしたら次の作品もヒットするだろうと思う事ありますよね。
・「判断が難しいとき、人は考えるのを放棄して直観に従ってしまう。しかし、判断が難しい時こそ直観は当てにならない。なぜなら、判断が難しい時に出す答えは思考の錯覚に汚染されていることが多いからだ」(本文引用)確かに判断が難しいとき、最終的に直感に従って物事を決めてしまうことが多々あります。しかもその直感は自分にとって都合よく解釈している部分もあるので、後で失敗するというようなことがあります。よくよく考えて判断しなければいけないですね。
・大事なのは、錯覚資産作りとスキルアップの両方を行う事。錯覚資産作りをして良い印象を与えれば、良い環境を手に入れることができる→そして成長機会を与えられ実力が増える。まさにいいループですね。自分に自信がないからまずはスキルを上げる努力をする←これも大事ではありますが、成長機会を与えられないところでコツコツスキルを磨くよりも、まず成長機会を与えられるところに行って経験を積む方がスキルが上がりそうです。
・錯覚資産の作り方は、まずは小さな賭けをたくさんすること。どれで成功するかは最初は分からないものだと思います。向き不向きだってありますしね。ハロー効果(なにか一点が優れていると後光がさして、なにもかもが優れて見えちゃうような錯覚)が得られそうな仕事や役割に手を上げどんどんチャレンジをしていくことが大切なようです。それでたまたま成功してハロー効果を得られたらよりよい環境が手に入るとのこと。そして、一つ成功したらそれに大きく賭けていくことでさらに大きなハロー効果を得ることができます。

【感想】
著者の頭が良過ぎて内容を理解するのが大変でした(笑)作中に「運」についてと「錯覚資産」について何度か書かれている場面がありますが、「運」と「錯覚資産」はイコールのようでイコールではない感じがするというようなモヤモヤする場面が個人的にはあります。←何となくこの表現でうまく伝えられている自身はないのですが、要はよく考えながら読まなければ内容が入ってこないかと思います。読んでいると矛盾を感じる場面もあるので、これも一つの「錯覚」なのかと思わされました。

【ボー助評価】
★★★☆☆

どうすればこんなに奥深く考えられる人になるのだろうと思いました。何となく「錯覚資産」は大事なものだと理解することは出来るけれども、どうすれば「錯覚資産」を身に着けることができるのか手ごたえをつかむことがまだ出来ていません。
しかし、ただ本を読むだけではなく興味があることを実行してみるのが大事なのはよく分かります。何でも本に書いてあることを実行するというのは大変だと思いますが、インプットをしてアウトプットをするということを念頭に置きたいと思います。

では、またのご愛読をお願いします。